ハゲ、薄毛(AGA)治療は何からやるべき?治療方法のデメリットと行う順番を紹介! 

 

この記事を読んでいるあなたは、薄毛が気になり薄毛治療を行いたいと思い検索した結果たどり着いたと思います。薄毛は見た目にかなり大きな影響を与え、「友人からバカにされる」、「異性から恋愛対象として見られなくなる」など、デメリットがかなり多いです。まずは生活習慣の改善や市販の育毛剤などから試してみましょう。特に少し髪のハリやコシが無くなってきたかな?と感じる程度であれば、個人差はありますが対策のみで足りる場合もあります。

生活習慣を改善し市販薬なども試したが効果が感じられない人は、病院やクリニックでの本格的な治療を検討すると思いますが、薄毛治療は病院・クリニックや治療方法が数多くあり、本格的な治療を行った事がない人はどんな治療から始めればいいのかわからないですよね。これまでに数多くの治療を経験し500万円ほどの費用をかけた筆者が薄毛治療の種類と順番を紹介します。すでに何か治療を行っている場合は目次で行った事のない治療について確認していただければと思います。

※各治療を順番に治療していく場合は、一つの治療に関して3か月から6か月ほど期間を開けてから次の

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薄毛治療(予防)の種類と始める順番

ここからは薄毛治療の種類とはじめるべき順番毎に記載していきます。

薄毛治療①守りの内服薬(フィナステリド、デュタステリド)治療(抜け毛予防)

この治療は守りの治療です。抜け毛を予防するための治療であり、薄毛が気になり始めた人から、かなり気になりきちんと治療したい人、20代前半の若ハゲに悩む方から、40代など薄毛がそれなりに進行してしまった場合など色々な世代の人にオススメできます。公益社団法人日本皮膚科学会によって一般公開されているガイドラインでもA判定(行うよう強く進める)と判定されています。

髪の成長サイクルを乱し髪が抜けやすくなってしまうのは、男性ホルモン(テストステロン)が5αリダクターゼという還元酵素と結合する事でジヒドロテストステロンというホルモンに変換されてしまう事が原因です。髪がいくら太く育つように、黒々とする様に頑張ってもヘアサイクルが乱れ抜け毛が多いままでは効果を発揮しません。そこでまずは「フィナステリド」もしくは「デュタステリド」という薬を飲む事によって5αリダクターゼを阻害しジヒドロテストステロンへの変化を抑制することで抜け毛予防に繋がると言われています。この治療については、最近なんだか髪質が変わってきたかな?と感じ髪が細くなってきた気がする場合にもオススメの治療法ですがもちろんデメリットも存在します。

守りの内服薬(フィナステリド、デュタステリド)による薄毛治療のデメリット

フィナステリドやデュタステリドのデメリットは以下の通りとなります。

性欲減退、勃起不全、射精障害、精液量減少、かゆみ、蕁麻疹、抑うつ、めまいなど

前半のデメリットを見るとわかる様に、男性器に関するデメリットが多く、子供を作ろうと思っている人は注意が必要です。薬なので、多少なりとも体に負担はかかります。又、現在他の持病などの治療により薬を服用されている場合も飲み合わせに注意が必要です。

薬を飲む治療を行いたい場合は病院やクリニックで医師に相談しましょう。

薄毛治療②攻めの発毛剤(ミノキシジル)治療(発毛促進)

これから紹介する治療法は市販品で行える方法であるため、すでに行っている人もいるかもしれません。又、育毛剤と発毛剤では正しくは成分や効果が異なりますので、混合しない様注意してください。

①の薄毛治療で抜け毛を予防する対策をとったら次は髪の毛を太く、強くする必要があります。髪を強くするためには、髪の毛に栄養を行きわたらせる必要があり栄養を運ぶ血液の流れを良くする必要があります。そこで実施したい治療方法が発毛剤です。発毛剤にも有効成分として「ミノキシジル」や「アデノシン」があり、ミノキシジルの外用は①でも紹介している日本皮膚科学会のガイドラインでA判定(行うよう強く進める) アデノシ はB判定(行うようすすめる)を獲得しているTVCMも行っているので、存在自体は存じ上げている人が多いと思います。以下の2つは有名ではないでしょうか?どちらも「ミノキシジル」を含有した製品です。

ミノキシジルやアデノシンの外用は、①の投薬治療ほどハードルは高くありませんが、それでも個人差がありますが副作用などのデメリットはあります。

攻めの発毛剤(ミノキシジル)による薄毛治療のデメリット

発毛剤を使用する場合は次のような副作用が現れる可能性があるといわれています。様々な

頭皮の発疹や発赤、胸痛や脈拍上昇、頭痛・めまい・気が遠くなる、体重増加や手足のむくみなど

上に記載のリスク以外のモノも含め副作用が発生する確率は8.86%と報告されています。(ミノキシジルのリスク区分について|厚生労働省)

副作用が心配な方はお医者さんへの相談やパッチテストによる皮膚への影響確認を行ったうえで使用しましょう。

薄毛治療③LED(レーザー)治療

①や②の治療を実施しあまり変化が感じられない人に試してほしいのがLEDやレーザー照射です。LEDによる治療は発毛増殖因子の分泌を促進し血流が促進されると言われています。又、コラーゲンの増加、新陳代謝の改善、炎症を抑える効果も期待できるといわれています。大学の実験でもヒトの毛乳頭細胞に赤色LEDを照射することでほぼ100%の抜け毛減少と育毛に有効だという研究結果も出ているそうです。使用を控えた方がいい方はいますが、副作用なども目立った副作用は報告されておらず安全に治療が出来るでしょう。LEDおよび低出力レーザー治療は皮膚科学会のガイドラインで B判定(行うようすすめる) と判断されています。

以下の2社は私自身もテレビやインターネットで良く目にするのでご存じかも知れませんが、LED治療も扱っており、カウンセリングを受けてみる価値はあると思います。

・AGAスキンクリニック

アデランス

有名なクリニックや企業が行っている治療ですが、デメリットもいくつかあります。

LEDおよびレーザーによる薄毛治療のデメリット

身体的な副作用は私も感じた事が無く、インターネットを調査しても見つかりませんでした。

ただ、血行促進や温める効果があるので、血流改善や乾燥などによるかゆみなどが出る可能性もあるかもしれません。以下は確実に感じたデメリットです。

・機械または施術費用が高額

・継続的な治療が必要

・髪を太くする効果が期待できるため毛が生えている必要がある

薄毛治療④攻めの内服薬治療(発毛促進)

4つ目の治療は、「ミノキシジル」の内服です。ミノキシジルの内服治療には賛否両論あり、確かに薄毛の解消効果を感じる人は多く、病院などでも処方し服用を進める事がほとんどだと思います。私が経験したクリニックでの治療も最大で10mgまで処方された経験があります。これまでの治療と同様に日本皮膚科学会のガイドラインの推奨度を確認してもD判定(行うべきではない)とさえ判定されています。それでも治療薬として用いられているのは、副作用として言われている内容はいくつかあるが、副作用の報告が少ないからではないだろうか?

治療代も薬の服用という事で月々数千円程度なので私はリスクを考慮し内服治療を行っています。効果にかんしても服用しないよりは薄毛が改善されているように感じます。ガイドラインに記載の様にリスクを考え行うべきではないと考える情報もあるので必ずミノキシジルの内服に精通した医師への相談やリスクへの配慮を考える必要があります。

攻めの内服薬による薄毛治療のデメリット

先にも記載していますが、そもそもミノキシジルは降圧剤として開発され日本や世界の国もで薄毛治療の薬として認可されている国は無く(2017年 日本皮膚科学会のガイドライン参照)安全性が保証されているとは言い難いとされています。以下が副作用として一般に公開されている内容です。

多毛症(もともと多毛症が副作用として発生し発毛効果として使用されている)初期脱毛(髪の成長サイクルが正常になるために休止期の髪が抜ける)肝機能障害、動悸、息切れ、赤ら顔、むくみ、立ちくらみ、胸痛、心疾患(狭心症など)など少しインターネットで確認するだけでもちょっと怖いと感じる副作用も出てきます。上記のもの以外でも使用中に異常を感じたらすぐに医師に相談しましょう。

薄毛治療⑤植毛治療

5つ目の治療は植毛です。植毛治療には自毛植毛と人工毛植毛があります。文字通り自毛植毛は自分の毛、人工毛植毛は作られた毛を薄くなった部分に植える手術です。日本皮膚科学会のガイドラインでは自毛植毛はB判定(行う様に勧める)と判定されていますが、条件としてこれまでに紹介した治療での改善が図れず、他に手段がない場合に十分な技術、経験を有する医師が施術する場合に限るとのことです。

人工毛植毛についてはD判定で行うべきではないとの判定が出ています。ただ、皮膚科学会のガイドラインを読むと米国では有害な報告事象があり使用が禁止されている事や脱落(毛が抜け落ちてしまう事)が理由として記載されています。

では自毛植毛ならさっさと手術を受けてしまえば、完全完治となるか?というとそういう訳にもいきません。自毛植毛にもデメリットはあります。

植毛による薄毛治療のデメリット

たしかに、これまで紹介した治療方法と比較すると結果として「髪の毛が生えた」という事が最も確認出来るのは自毛植毛かもしれません。ですが自毛植毛は最終手段です。又、これまで紹介した治療法よりもデメリットの理解が一番必要だと感じたため少々詳しく記載します。

・金額が高額(一回で満足するとは限らない)…大体髪の毛1株(500円~1,000円)

※植毛の場合「本」という単位でなく「株(グラフト)」という単位で表記され個人差がありますが1株の平均は髪の毛2本と言われている。

少し生え際が後退したかな?という人でも1回の手術で600株~1,000株程度の移植が行われているのが殆どです。筆者も植毛手術を受け1,500株ほど移植しています。単純計算で中間の750円で計算しても1,125,000円です。

M字ハゲ克服チャレンジ‼︎ 植毛手術経過記録 〜1日目から5日目まで〜

・植毛をしても完治する訳ではない

・後頭部に傷が残る(4mm前後以下の髪の長さでは見えてしまう程度)

以上のデメリットを良く考え、植毛手術を受けるかどうか検討して下さい。特に傷に関しては一生残ります。これまでの治療は「あんまり効果ないからやめよ」や「ちょっと体調が悪いからやめよう」が可能でしたが、植毛手術は一度行うと「髪が生えている状態」をずっとキープする必要があります。これらの事から、年齢や現在の進行具合、経済状況により、植毛治療を受けるべきではない人もいると思います。 そちらはまた、別の機会に…

まとめ

ここまで治療方法を紹介していますが、私としては、現状維持以上の結果を残していると感じている治療方法を紹介しました。薄毛治療はお金や時間もかかり、体への負担がある方もいます。効果が表れた場合は「若々しくいられる、髪型が楽しめる、異性に好感をもたれる」などメリットもありますが、リスクやデメリットをきちんと理解したうえで治療を開始する事をオススメします。そのためにも薄毛治療を始める際には病院やクリニックを利用する事をおすすめします。

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